フライシャー・スタジオは、1921年にマックス・フライシャーとデイブ・フライシャーの兄弟により前身のスタジオが設立され、1940年代初頭まで同兄弟により経営されていたフライシャー・スタジオは、ファンタジーの傑作を生み出すディズニーに対抗し、都会的で大衆的な独自の作風を確立させ、『ベティ・ブープ』(1932)や『ポパイ』(1933)、『スーパーマン』(1941年度アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネート)などを生み出しました。
なお、1954年公開のディズニー映画『海底2万マイル』の監督リチャード・フライシャーが、マックス・フライシャーの長男であることは有名です。
『バッタ君 町に行く』は世界初の長編ミュージカル・コメディ・アニメーションとして、音楽が効果的に使われています。ジャズ・スタンダード曲「スターダスト」のホーギー・カーマイケル、「星に願いを」のリー・ハーラインらの書き下ろしによる魅惑的な挿入曲の数々は、物語を引き立てるだけでなく、後半のストーリー展開においても大きな役割を担っています。
また、常に新しいアニメーション表現を追及してきたフライシャー兄弟は、人の動きを写し取る「ロトスコープ」や、立体を用いて平面的な背景美術に奥行きを与えた「セットバック」など革新的な技法を生み出し、この作品にもその特性を生かしたカット、アングルが使われています。
日本では1951年に公開され、高畑勲、宮崎駿をはじめ、アニメーションの作り手たちを中心に高い評価を得て、熱烈なファンを獲得しましたが、いまや知る人ぞ知る作品となってしまっていました。しかし2009年12月に三鷹の森ジブリ美術館配給作品として、ニュープリントでの公開が行われ、ついに待望のDVD化が実現しました。
都会の真ん中に、虫たちが暮らす草むらがあった。しかし人間の侵入により、虫たちは危険にさらされ、日々の生活に安穏としてはいられなくなっていた。そんなある日、長旅から帰ってきたバッタのホピティが引越しを提案するが―。
※「1M」「500K」はブロードバンド接続(FTTH、ADSL、CATV)の方が対象となります。
※ムービーをご覧頂くにはWindows Media Playerが必要です。
デザイン・仕様は
変更する場合があります。
『バッタ君 町に行く』DVD
■2010年4月21日(水)発売
■価格 3,800円(税込 3,990円)