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◆◆◆プレスリリース◆◆◆

ぼくにとっては、運命の映画であり、
大好きな映画なんです。  宮崎駿


三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー提供作品

『雪の女王≪新訳版≫』

2008年7月2日(水)
セルDVD3,800円(3,990円/税込み)で発売!


想い ― をつらぬく。

木靴を川に浮かべ、少女ゲルダは裸足になって旅立つ。


 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメントは、世界の優れたアニメーションをお届けする≪三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー≫作品より、『雪の女王≪新訳版≫』のセル用DVDを3,990円(税込)/3,800円(税抜)で、2008年7月2日(水)に発売することを決定いたしました。

若き日の宮崎駿を魅了した運命の作品
 若き日に見た1本のアニメーション映画『白蛇伝』(1958年・東映)が学生だった宮崎にとってその後の道 ― アニメーターを志すきっかけとなりました。しかし、念願叶ってアニメーション制作会社に入社したものの自らの抱く理想と与えられた仕事との落差は宮崎駿に拭いきれない失望感を抱かせていました。そんな彼に再びアニメーターとしてやっていく自信と目標を見い出させた作品が本作『雪の女王』です。
1957年にロシアで制作されたこの『雪の女王』や、前述の『白蛇伝』など1950年代に制作されたアニメーションと出会った宮崎駿は、自分たちがやっている仕事のレベルや志の低さを嘆き、せめて志だけでも同じところに行きたい、未熟な技術も少しはまともなものにして行こうという考えを持つに至りました。いつか『雪の女王』のような純度の高い作品を作りたいと。

想い ― をつらぬく。 ゲルダという少女
 宮崎駿は、この作品を「愛するカイを取り戻そうというゲルダの一筋の想い ― それを力にしてつらぬいていく映画」と語っています。履いていた木靴を川に流し、カイを探してくれるように頼む少女は、あとのことなど考えていません。ただカイを取り戻すことだけを一途に想い、前に進んでいきます。そのけなげさに、出会った女性たちは彼女を助けずにはいられないのです。
 主人公の心情を丁寧に描きながら、その姿を追い、旅先では不思議で魅力的なキャラクターが次々と登場し彼女に救いの手を差し伸べる。そしてラストでは、巨大な敵と正面から対峙するが、少女の愛と一途な想いがそれを打ち破る。宮崎駿の描くヒロインのモデルとなったのはゲルダかも知れません。
 映像特典には、『雪の女王』への想いを語る宮崎駿のインタビュー映像を特別に収録しました。2008年夏に公開予定の劇場最新作『崖の上のポニョ』を制作する合間に撮影された映像は必見です。

この作品を観たのは二十年近く前だ。レンタルビデオ屋で妻が借りてきた
この『鉛の兵隊』を、その晩、何度も繰り返し、夜が更けるまで、ふたりで見返していたのを憶えている。
(爆笑問題 太田光&光代夫妻)

 今回、もうひとつの映像特典として『雪の女王』劇場公開時に同時公開された幻の短編アニメーション『鉛の兵隊』を収録しています。
 この作品は、1970年にロシアで制作され、日本ではかつてビデオが発売されたことはあるものの既に入手困難であり、国内ではフィルムの存在すら確認できていません。 太田夫妻は20年近く前に見たわずか18分というこの短い作品を忘れられず、もう一度見てみたいと思い続けていたのですが、その話を聞いたジブリ美術館ライブラリーのスタッフがロシアからフィルムを取り寄せ、『雪の女王』と同時公開となりました。
 一本足の鉛の兵隊の人形とバレリーナの人形が惹かれあい、けれども悲劇的な結末が二人に訪れる ― アンデルセンの描いた「人魚姫」や「マッチ売りの少女」のように現世では報われない主人公も、その後の天国での救済が示唆されるという物語ですが、18分という短い中に込められた、美しくてせつない愛の物語は世界中から愛されて続けています。



◆STORY◆

 北の国にある古い小さな街で、少年カイと少女ゲルダは仲良く屋上の庭で過ごしていました。2人は幼なじみで、お互いを思いやり、バラの花を贈りあう仲でした。 
 ある冬の晩のこと、暖炉の前でゲルダのおばあさんから雪の女王の話を聞いていると、窓の外で雪の女王の気配がしました。怖がっているゲルダに向かってカイは「雪の女王が部屋に入ってきたら、熱い暖炉に座らせるよ」と笑って言いました。
 それを聞いた雪の女王は怒り、氷のかけらでカイの目と心に呪いをかけてしまいます。愚かなものだけを目にし、心が意地悪になるような恐ろしい呪いを。
 その日からカイは人が変わったように意地悪になってしまいました。そして、ある寒い冬の日、カイは雪の女王に連れ去られてしまいます。
 愛もなく、喜びもなく、痛みもない平安と孤独の氷の宮殿に。雪の女王は、この場所こそすばらしい王国であり、幸福であるとカイに教えます。
 冬が過ぎても戻ってこないカイを探しに、ゲルダは旅立つことを決めました。カイを助けたいというゲルダのひたむきで一途な想いが、行く先々で出会う自然や動物、人間たちの心を動かしていきます。



◆CHARACTER◆

ゲルダ:        カイを一途に想う少女。連れ去られたカイを探して旅に出る。
カ  イ:        ゲルダの幼なじみ。氷のかけらが目と心に刺さり、冷たい心に変わってしまう。
山賊の娘:      旅の途中のゲルダを襲った山賊一家の娘。森の動物たちを縄で縛りつけていた
雪の女王:      冬の世界を支配する女王。北の国の氷の宮殿に住んでいる。
オーレ・ルゴイエ:  眠りをつかさどる小さな魔法使い。



◆CREDIT◆

原 作:        H.C.アンデルセン「雪の女王」
監 督:        レフ・アタマーノフ
脚 本:        L. アタマーノフ/G. グレーブネル/N. エールドマン
美 術:        A. ヴィノクーロフ/L. シュワルツマン
音 楽:        A. アイヴァジャン

声の出演
ゲルダ:        Y. ジェイモー
カ   イ:       A. カマローワ
雪の女王:      M. ババノーワ
山賊の娘:      G. コナーヒナ
オーレ・ルゴイエ:  V. グリプコーフ

原 題:        СНЕЖНАЯ КОРОЛЕВА
日本語字幕:     児島宏子
制作:         サユースムリトフィルム



◆PRODUCTION NOTE◆

アンデルセン原作の「雪の女王」の決定版

 アンデルセンはデンマークを代表する童話作家であり、今なお数々の傑作が世界中から愛され続けています。
三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーに収録されている『王と鳥』や、今回映像特典として収録される『鉛の兵隊』もそうですし、「人魚姫」や「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」など代表作の枚挙にいとまがありません。
 中でも、この『雪の女王』は、これまでに幾度となく映像化されてきたアンデルセンの中でも稀有な作品です。2002年制作のブリジット・フォンダが女王を演じた実写版もあれば、2005年にNHKで放映されたテレビアニメーションのシリーズもあり、最近では韓流ドラマの題材としても取り上げられているようです。
 主人公の少女がさらわれた男の子を助けるために、旅に出ていろいろな出会いをするという、ロードムービー的ストーリーが映像化の試みをさせる所以なのかも知れません。
 その中でも、今回ご紹介する『雪の女王』は、1957年に制作されたロシアアニメーションの傑作です。
当時のソビエト政府の庇護のもと商業主義とは無縁の体制で制作されたこの作品は、無駄なエピソードをそぎ落として主人公の少女ゲルダにのみスポットを当てた骨太なストーリー構成で、随所に窺えるアニミズムの思想や自然に対する畏敬の念など、ロシアならではの解釈が投影されていることも特筆されるでしょう。
 50年前の作品なのに、今なお、少しも輝きを失うことはないのです。

50年の月日を経てよみがえるロシアオリジナル新訳版

 『雪の女王』は発表の翌々年にあたる1959年、アメリカで英語版が作られ、それをベースにした日本語吹替版も作られました。
 実はこれまでテレビの放映やビデオ発売された『雪の女王』はほとんどがこの日本語吹替版であり、オリジナルのロシア語版の上映は、近年になっての映画祭等での特別上映に限られていました。
 つまり、ロシア語オリジナル版での鑑賞の機会はこれまでほとんどなく、興行としては今回が劇場初公開となります。
 ロシア語版はこれまで公開されてきたものとは音楽や効果音が違い、作曲家A.アイヴァジャンの手がけたチャイコフスキーやラフマニノフを髣髴とさせる重厚でロマンティックなスコアが再現されたことによりドラマ性が強調され、新鮮な感動を巻き起こします。
 さらに、今回は劇場公開に向けて、ロシア語通訳・翻訳の第一人者の児島宏子さんが全面的に翻訳を見直し、新訳版として初公開されました。


◆商品データ◆
※商品の仕様については、変更になる場合がございます。

『雪の女王 ≪新訳版≫』

【発売日】   2008年7月2日(水)
【発売元】   ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント
         1957年制作/ソ連(ロシア)/本編約63分

<DVD/セル用>
【価格】     3,990円(税込み)  3,800円(税抜き)
【商品仕様】  片面2層/1枚(アマレー)/ピクチャーディスク/MPEG2/
          NTSC、日本国内向け(リージョン2)/複製不能、マクロビジョン
         [画面サイズ]  4:3 スタンダード
         [音声] ロシア語(オリジナル) 2.0ch モノラル
         [字幕] 日本語

【映像特典】   ※映像特典の内容が変更になる場合がございます。

         ・『鉛の兵隊』
          1970年制作/ソ連(ロシア)/本編約18分
          [画面サイズ]  4:3 スタンダード
          [音声] ロシア語(オリジナル)2.0ch モノラル
          [字幕] 日本語
         ・宮崎駿インタビュー “想いをつらぬく。”
         ・予告編集(2種)


※ブルーレイディスクソフトの発売はありません。

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