また、今回『ベルヴィル・ランデブー』には、新装版として前回はエディシオン・コレクトール版にのみ収録されていた「老婦人とハト」(原題: LA VIEILLE DAME ET LES PIGEONS )を収録。この作品はシルヴァン・ショメ監督のアニメーションデビュー作品であり1998年度アカデミー賞短編アニメーション映画賞ノミネートされ話題になりました。
●『キリクと魔女』/KIRIKOU ET LA SORCIERE ミッシェル・オスロは初めての長編作品である『キリクと魔女』では、原作・脚本・監督の3役を務めました。彼は幼少時代をギニアで過ごし、そこでの強烈な体験が、『キリクと魔女』を作る大きな動機になっています。アフリカは彼の原点でもあり、長年あたためてきた念願のテーマでもありました。監督の意図は多くの賛同者を得、サウンド・トラックにはあのユッスー・ンドゥールも参加しました。また、彼は日本文化をこよなく愛する人物でもあり、若い頃、日本に滞在し、墨絵を描き、葛飾北斎の絵の心酔者でもあります。『キリクと魔女』の映像に、どこか親しみを感じるのはそのせいかもしれません。
●『プリンス&プリンセス』/PRINCES ET PRINCESSES 『プリンス&プリンセス』は、『キリクと魔女』で本国フランスに一大社会現象を巻き起こしたミッシェル・オスロ監督が、1989年に「もしもの映画」“Cine si”と題するテレビシリーズとして製作したものを元にしています。2000年にプリンスとプリンセスをめぐる選りすぐりの秀作を集めオムニバス形式の作品として劇場公開され、「ミッシェル・オスロは、おとぎ話を断念することなく、新しいテクノロジーを創造する。つねにユーモアと愛を持ち続けながら」(リベラシオン紙)と、フランスのマスコミからも大絶賛された話題作です。
●『ベルヴィル・ランデブー』/LES TRIPLETTES DE BELLEVILLE 『ベルヴィル・ランデブー』は2003年、カンヌ国際映画祭特別招待作品としてプレミア上映され、世界の映画人・ジャーナリストを魅了、大絶賛された話題作です。同年6月から本国フランスで公開され大成功を収めた本作品は、続いて公開されたアメリカでも圧倒的な人気と高い評価を得て、上映館は6館から急遽350館以上に拡大されました。クオリティの高さと斬新さで次々に世界各国の映画賞を受賞した『ベルヴィル・ランデブー』は、2003年度アカデミー賞で、長編アニメーション映画賞・歌曲賞の2部門にノミネートされる快挙も成し遂げています。