◆◆◆プレスリリース◆◆◆
『ポパイ』『ベティ・ブープ』のフライシャー・スタジオ製作
1941年、ディズニーを越えようとした二人の兄弟 マックス・フライシャー デイブ・フライシャー
三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー提供作品 『バッタ君 町に行く』
2010年4月21日(水)DVD発売
ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)のスタジオエンターテイメント部門であるウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメントは、世界の優れたアニメーションをお届けする≪三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー≫最新作として、『バッタ君 町に行く』のセル用DVDを2010年4月21日(水)に3,990円(税込)で発売することを決定いたしました。
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◆COMMENT◆ ●アニメーターをやるやつは見ておくべき。 時代のせいでおもしろくないものと、時代を超えておもしろいものがあるはずで、その時代を超えるものをやっぱりフライシャーは持っているんです。
アニメーション映画監督 宮崎 駿 『千と千尋の神隠し』『崖の上のポニョ』
●エネルギッシュですよね。テンポも何も。動き続けていて止まるときがないですから。アングルの面白さもありますね。スリル満点だし、めちゃくちゃだけど見ててほんとにおもしろい。
アニメーション映画監督 高畑 勲 『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョ となりの山田くん』
●アニメーションを学んでいた学生の時に、この作品に出会えたことは幸運でした。アニメーションや背景の質の高さに驚いたのを覚えています。60年以上たった今でも、十分楽しめます。 そして、わが友人であるスタジオジブリによってこの作品が紹介されることをとても嬉しく思います。
アニメーション監督 ピート・ドクター 『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』
●工事現場のシーンが一番好きです。虫はアニメーション的な大げさな動きで描かれ、人間はロトスコープを使って描かれることで、世界がちゃんと分かれていることがわかる。そしてよりリアルに見えるはずの人間が、なぜか感情を感じられない冷たい存在になっている。この作品は、ロトスコープの持っている方向性をうまく組み込んでいると思います。アニメを作る人はちゃんと見たほうがいい。ただこれを見てわくわくする人じゃないとアニメーターには向かないんじゃないかな。
アニメーション監督 庵野秀明 『ふしぎの海のナディア』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』
●デートのシーンが好きです。優雅に腕を組んで歩く、細い石畳の隙間。移り変わる信号は、恋人たちを彩るナイトクラブの照明へ。二人が歩く水辺に見えたそれは、叢に打ち捨てられた手鏡。人間にとってたわいないものが、虫たちにとって逢瀬のささやかな舞台となるところに、世界の豊かさを感じずにはいられません。
アニメーション監督 細田 守 『時をかける少女』『サマーウォーズ』
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◆INTRODUTION◆ ■1941年、ディズニーを越えようとした二人の兄弟がいた。「ベティ・ブープ」「ポパイ」「スーパーマン」のフライシャー兄弟が描く、小さく、か弱き虫たちの物語。
フライシャー・スタジオは、アメリカのアニメーションの黄金期、1930年代を通じて世界的に有名なディズニーの最大のライバルでした。 1921年にマックス・フライシャーとデイブ・フライシャーの兄弟により前身のスタジオが設立され、1940年代初頭まで同兄弟により経営されていたフライシャー・スタジオは、ファンタジーの傑作を生み出すディズニーに対抗し、都会的で大衆的な独自の作風を確立させ、『ベティ・ブープ』(1932)や『ポパイ』(1933)、『スーパーマン』(1941年度アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネート)などを生み出しました。これらの作品は時代に囚われず、常に楽しめる作品として現在も世界中で愛されています。
なお、1954年公開のディズニー映画『海底2万マイル』の監督リチャード・フライシャーが、本作の製作マックス・フライシャーの長男であることは有名です。競い合い、アメリカのアニメーションの黄金期を築いた二つのスタジオの不思議な縁が感じられます。
■時代を超えて語り継がれる名作 『バッタ君 町に行く』は世界初の長編ミュージカル・コメディ・アニメーションとして、音楽が随所に効果的に使われています。ジャズ・スタンダード曲「スターダスト」のホーギー・カーマイケル、「星に願いを」のリー・ハーラインらの書き下ろしによる魅惑的な挿入曲の数々は、物語を引き立てるだけでなく、後半のストーリー展開においても大きな役割を担っています。 また、サイレント映画の時期を通じ、常に新しいアニメーション表現を追及してきたフライシャー兄弟は、人の動きを写し取る「ロトスコープ」や、立体を用いて平面的な背景美術に奥行きを与えた「セットバック」など革新的な技法を生み出し、この作品にもその特性を生かしたカット、アングルが使われています。 しかし大衆が支持したのはディズニーの方であり、満を持して1941年暮れに封切られた『バッタ君 町に行く』は真珠湾攻撃の直後に公開という悪条件も重なり、興行は大失敗に終わってしまいます。日本では1951年に公開され、高畑勲、宮崎駿をはじめ、アニメーションの作り手たちを中心に高い評価を得て、熱烈なファンを獲得しましたが、いまや見る機会もない知る人ぞ知る作品となってしまっていました。しかし2009年12月に三鷹の森ジブリ美術館配給作品として、ニュープリントでの公開が行われ、ついに待望のDVD化が実現しました。
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◆STORY◆ 都会の真ん中に、虫たちが暮らす草むらがあった。しかし囲いが壊れたことで人間が侵入し、虫たちは危険にさらされ、日々の生活に安穏としてはいられなくなっていた。そんなある日、長旅を終え恋人ハニーのもとに帰ってきたバッタのホピティは、草むらの惨状を知り、安全な土地への引越しを提案。かくして、人間の足元で、小さな虫たちの苦難の引越しが始まる。しかし、ホピティとハニーの仲を裂こうとする、カブト虫のビートルと部下である蚊のスマックと蝿のスワットの悪巧みや、人間たちの悪意なき行動によって、引越しはなかなか進まない。果たして小さな虫たちは、自らの安息の地を見つけることができるのか―。
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◆CHARACTER & CAST◆ ホピティ (声:スタン・フリード) バッタの青年。おっちょこちょいだけどみんなの人気者(?)。
ハニー (声:ポーリン・ロス) ミツバチの女の子。ホピティの恋人。
バンブル (声:ジャック・マーサー) ハニーのお父さん。はちみつ店を営んでいる。
ビートル (声:テッド・ピアース) カブト虫。高台に住むお金持ちで、ハニーを狙っている。
スマック (声:カール・メイヤー) 蚊。ビートルの子分。スワットといつも行動を共にしている。
スワット (声:ジャック・マーサー) ハエ。ビートルの子分。ものすごく近眼。
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◆STAFF◆ 製作: マックス・フライシャー 監督: デイブ・フライシャー 原案: デイブ・フライシャー/ダン・ゴードン/テッド・ピアース/イシドア・スパーバー 脚本: ダン・ゴードン/テッド・ピアース/イシドア・スパーバー/ウィリアム・ターナー カール・メイヤー/グラハム・プレイス/ボブ・ウィッカーシャム/キャル・ハワード 音楽: ホーギー・カーマイケル/フランク・ローサー/リー・ハーライン/サミー・ティムバーグ アニメーション: ウィラード・ボウスキー/マイロン・ウォルドマン/トーマス・ジョンソン/デビッド・テンドラー ジェームズ・カルヘイン/H・C・エリソン/スタン・クァッケンブッシュ/グラハム・プレイス 美術: ロバート・リトル/シェーン・ミラー/ヘミア・カルピニ/エディ・ボウルズ アントン・ロエブ/ロバート・コンナバル 制作: フライシャー・スタジオ
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◆FLEISCHER STUDIO◆ マックス・フライシャーによる、人間の演技をアニメーションで再現するロトスコープにより、フライシャー・スタジオの歴史は始まりました。 1916年、フライシャー兄弟はアニメーション制作会社のブレイ・スタジオと契約、ロトスコープによる『ココ(インク壷小僧)』シリーズを制作し成功を収め、1921年にニューヨークに「アウト・オブ・ジ・インクウェル・フィルム社(後のフライシャー・スタジオ)」を設立。同社にはフライシャー家の他の兄弟も所属しており、製作マックス、演出デイブ、撮影ジョー、作画エセル、音楽ルー、営業はチャールズが担当した作品もあります。 1920年代には、小さなボールが歌に合わせて歌詞の上を飛び跳ねる「バウンシング・ボール」を用いた、ミュージック・ビデオの原型とも言える作品や、実写教育映画『相対性理論』、『ダーウィンの進化論』のアニメーション・パートなどを制作し、『トーカートゥーン』シリーズ(1930〜)からは後にシリーズ化される人気キャラクター、ベティ・ブープが生まれました。 その後、ミッキーマウスに対抗すべく1933年に『ポパイ』シリーズを制作、1934年にはディズニーの『シリー・シンフォニー』に対抗した『カラー・クラシック』シリーズを始めるなど、この時代においてディズニーとしのぎを削るスタジオの筆頭でした。1938年にはパラマウントからの資金援助を得てニューヨークからフロリダ州マイアミに移転、スタッフは総勢約400人を数え、1941年から人気アメリカン・コミックの『スーパーマン』シリーズを制作し、アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされました。 1937年にディズニーがカラー長編『白雪姫』を手がけたのをきっかけに、フライシャーも長編制作に乗り出し、1939年のクリスマス、初の長編『ガリバー旅行記』を公開。1941年暮れの真珠湾攻撃の直後に長編第2作『バッタ君 町に行く』を公開しました。しかし興行がふるわず、経済的な理由によりフライシャー兄弟はスタジオを去り、同スタジオはパラマウントが経営するフェーマス・スタジオと名を変えて1960年代後半まで活動していました。
ロトスコープ: アニメーションの作画手法の一つ。モデルに実際に演技をさせてその様子を撮影し、そのフィルムに写っているモデルの映像をひとコマずつなぞって線画に起こし、再びその線画から作成した絵を撮影してアニメーションにすること。マックス・フライシャーが1917年に特許を取得し、『ココ(インク壷小僧)』で初めて商業作品に使用され、ディズニーでも実写映像を参考に作画する手法のきっかけになったと言われている。ラルフ・バクシが手がけた『指輪物語』(1978)などでも用いられている。
セットバック: アニメーションの撮影手法の一つ。背景を立体模型で作成し、その手前にセル画を置いて撮影すること。それまで背景は平面で表現されていたが、奥行きという3次元の表現を可能にし、ディズニーが後に開発するマルチプレーンに影響を与えたと言われている。
≪三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー≫とは・・・ 世界の優れたアニメーションを、ジブリ美術館がセレクトし広く紹介する活動。それが“三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー”です。高畑勲監督・宮崎駿監督がおすすめする作品を中心に、まだまだ知られていない世界の名作の数々をシリーズ化してお届けしていきます。
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◆商品データ◆ ※商品仕様は変更になる場合があります。 『バッタ君 町に行く』 (原題 “Mr. BUG GOES TO TOWN”) 【発売日】 2010年4月21日(水) 【発売元】 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント 【ブランド】 三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー 1941年制作/カラー/本編約78分
<DVD/セル用> 【価格】 3,990円(税込み) 3,800円(税抜き) 【商品仕様】 片面1層/ピクチャーディスク/MPEG2/NTSC、日本国内向け(リージョン2)/複製不能、マクロビジョン [画面サイズ] 4:3 スタンダードサイズ [音声] 英語(オリジナル) [字幕] 日本語 【映像特典】 無
※ブルーレイディスクソフトの発売はありません。
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ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー(米国本社)は、1959年に現地日本法人を設立し、日本市場に本格参入しました。2000年4月に日本国内の複数の関連子会社を統合、2002年8月にウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社に社名変更し、ディズニービジネスを日本で管轄しています。 米国本社のメディアネットワーク、パーク&リゾート、スタジオエンターテイメント、コンシューマプロダクツ、インタラクティブ・メディアの5部門に対応する形で、日本において多角的な事業を展開しています。 |